過去より未来に近い今

30オーバーでも始めるには今より遅いことはない。育児と技術両方諦めないようにアウトプット。

すくすく!子育てエンジニアMeetp#3に参加してきた

現在3歳&0歳の子供がいる身として気になっていた勉強会へ参加してきた。

子育てエンジニアというネーミングでもある通り、父母の方々が多く、他の勉強会にはないほっこりした雰囲気の勉強会だった。

すくすく!子育てエンジニアMeetupとは?

イベント概要から抜粋。

・家庭や育児においてもっとエンジニアリングで何か出来るのではないか?と思ったことはありませんか?

・困っていることがあるのだけど、実はこれは何か解決出来るツールを作っている人がいるのではないか?

・今後、こういった困り事が出るから今のうちにツールを作っておいたほうがいいと伝えたい。

そういった家庭や育児におけるtipsを皆で共有しようという場です。 そこで得たナレッジを家庭で共有し、さらによくしていこうという集まりです。

家庭や育児をエンジニアリングでサポート、そのノウハウを共有しよう、という集まりということだった。

家庭や育児など身近な部分をエンジニアリングで良くしていこう、というのは課題解決の敷居としてアプローチしやすい&自分事なので、当事者としての課題設定がしやすい、という面がある一方、実はこういう家庭内でのエンジニア的なアプローチは共有される場面が少ないように感じていたので、このような集まりを企画していただいたのは非常にありがたい。

#3の開催概要

場所:マネーフォワード社新オフィス(田町)

21階ということもあり、夜景が綺麗に見えた。新しいオフィスとのことで全体的にきれいでおしゃれだった。

エンジニアの勉強会としては珍しく、子供向けのお土産あり、黒烏龍茶などの健康配慮された飲料の提供(アルコールはなし)ということで、奥様マネジメント的には好感度が高い運営となっていた。

勉強会で得たこと

身近な課題、悩みを考え方含め整理して、解決するアプローチを複数の事例で伺えた。自分でもちょっとした「こうなっていればいいな」と思うことがエンジニアリングで解決する課題設定になるのだと気づけたのはアウトプットを増やしたい思いと家庭内でもやることをやる必要があるということを両立できるチャンスだな、と思った。

以下、それぞれの発表ごとでの気付きなど。

発表枠(1):tknzk さん

  • VUIを使った育児ログの記録についての話

我が家にもVUI端末があるのだが、イマイチ利用しきれていない。IFTTTとそれだけだと不足する部分はスクリプトを書いて補うというTipsは参考になった。IFTTTなど使えるものは使ってなるべく楽することも時間がない子育てエンジニアには必要なTipsだな、と感じた。

発表枠(2):おおやまみちのくさん

  • Scrapboxを家庭に導入された話

私自体はScrapboxは利用したことがあったが、現在はNotionへ移行している。そのため、ある程度使い心地は知っているつもりだったが、リンク機能や地図などのデモを拝見して、確かに子供とのお出かけ計画などには非常に便利かもしれない、と感じた。

ただ我が家の場合、奥様マネジメント的に利用してもらう敷居が高そう。

発表枠(3):Yuu Ito さん

  • 夫婦でお買い物アプリを作った話

ご夫婦共にエンジニアで、買い物リストの共有が既存サービスでイマイチはまらなかったからアプリを開発されたそうだ。他の人に利用してもらうと環境によってはそれほど効果が出なかったが、ご夫婦にはハマって効果が出たということだった。家庭内のやり取りやその家族の悩みどころというのは世界で1つ、とまではいかないが、ある程度ニッチな悩みになるのかもしれない、と感じた。その時それをエンジニアリングで解決する、という方法はありで、またそのニッチな悩みは世の中にある程度同じ境遇の人がいるような気がした。

アプリを公開されるかもしれないとのことだったが、自分の悩みやその解決方法も他の誰かの役に立つのかもしれないと考えさせられた。

発表枠(4):chocopie116さん

  • 音声を拾うことで奥様の大変度合いを感じる仕組みを作られた話&家庭内マネジメントについての話

TDDを元にした奥様サイクルや家庭内の負のスパイラルの話などエンジニアリング以前に把握しておくべき考え方の話があり、頷く内容だった。よくエンジニアは作ることばかり考えるのではなく、作らずに済むことも考える必要があるという話があるが、抱っこを変わる、アイスのお土産で喜ばすなどはまさにこれに当たる内容で、なんでも何か作ればいいと思ってはいけないな、と感じた。

その上で音声を拾い、それをモニタリング、しきい値を超えるとアラートが上がる仕組みを入れ、赤ちゃんの泣き状況を把握する仕組みを構築され、奥様の大変な状況を共有するということを実施されているというのは家庭内でのエンジニアリングの事例としては自分では思いつかない内容だった。

発表枠(5):shikicheeさん

  • 妊娠されて不安な奥様に対して準備したことの話

家事の外注、家庭内カフェ化=作業効率を上げる環境の構築、Trelloを使った献立管理、保活の実体験として利用した資料や検討の仕方のお話。

我が家の場合Trelloを奥さんに使ってもらうのは敷居が高いなどなかなか展開できそうにないが、webサービスとして保育関係の情報が結構出ている(東京だけかもしれないが・・・)というのは参考になった。

次回に向けて

全体的に子供の紹介が出るとみんなでニコニコしたり、登壇内容も既存サービスを家庭で適用した事例紹介や、家庭内Tipsや自身で開発したものを育児などに活かした話など幅が広く、登壇しやすい雰囲気であった。

次回はチャンスが有れば登壇にチャレンジしてみたい。